身体の形成

脂肪吸引

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//手術の原理//

皮下組織(イラスト)細く長い金属製の吸引管(管径3〜5mm、長さ20〜50cm)を使って皮下脂肪を吸い出す方法です。

吸引管を挿入するために、5mm程度の傷が数箇所必要になりますが、半年もすればほとんど目立たなくなります。あくまでも皮下脂肪の60〜70%を吸引するだけであり、彫刻のように自由自在に削っていく訳ではありませんので、痩身効果には限界があります。

それ以上に過吸引すると、術中出血量が増え、時に報道で目にする医療事故を招く恐れがあるばかりか、皮膚の表面が凸凹した感じになったり、そこだけえぐれて見えたりするだけで、いいことが何もありません。また全体的に痩せるのではなく、あくまで部分的にボディラインを変える手術ですので、全身的に肥満の方は、ダイエットしてからでないと受けるべきではありません。吸引可能な箇所としては、頬、下あご、二の腕、お腹、太もも、お尻、腰、などです。背中やふくらはぎはほとんど効果がありません。

吸引可能箇所(前)吸引可能箇所(背面)

 吸引可能箇所(前面)            吸引可能箇所(背面)

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//手術の麻酔//

1.局所麻酔 吸引箇所に直接麻酔注射する方法

2.硬膜外麻酔 背骨に麻酔注射し、吸引箇所のみ感覚を無くす方法

3.全身麻酔 完全に眠ってしまう方法

以上3通りありますが、特別な事情が無い限り、全身麻酔で行うのが無難でしょう。

//脂肪吸引の長所//

1.部分痩せをかなえることができる。

全身ダイエットを試み、上半身は痩せたが下半身だけは太いままだという人、そんなに太っていないが下腹だけポコッとしている人、痩せてはいるが顔だけ丸い人などに適しています。

2.エステ等による一時的な痩せではなく、効果が永続的である。

もちろん不摂生すれば多少は太るでしょうが、吸引箇所の太り方はやっていない箇所に比べて、わずかだと言えます。

//脂肪吸引の短所//

1.原則的に日帰りですが、医師の判断によっては一泊入院が必要なことがあります。

2.吸引箇所がわずかなら翌日以降に出勤可能ですか、吸引箇所が広範囲に渡ると2〜3日の安静が必要です。

3.術後1〜2週間は、吸引箇所に一致して青紫色のアザができます。これは欠点というよりも必然の経過です。

4.あくまで皮下脂肪を60〜70%取るだけです。彫刻ではありません。したがって現状より細くなるのは間違いないですが、自分が夢見たほどには細くならないことがあります。

//脂肪溶解注射//

マスコミでは''メソテラピー''という名称で紹介されることが多いですが、ほぼ同義に考えてよいと思います。希望部位にチクチク注射するだけなので、吸引手術に比べて非常に簡単で、しかも体への負担がほとんどありません。ただし1回の施術ではほとんど効果が出ないので、1ヶ月おきくらいに3〜4回行う必要があります。

マスコミの影響であたかも魔法の注射のように誤解される方も見えますが、脂肪吸引に比べれば痩身効果が劣りますし、急激に痩せる訳ではありません。ただし、施術後の体への負担がまったく無く、仕事が忙しくて手術の為の休みが取れない人などには十分意義があると思います。

原材料はフォスファチジルコリン(レシチン)といわれる自然界に存在する物質で、脂肪細胞の細胞膜を不安定な状能にする作用があるため脂肪細胞が壊れて、その総数が減るため痩せると考えられています。ハガキ大の面積に対して注射を1本使いますから、例えば下腹では2本くらい必要になります。

//ダイエットピル//

全身的に肥満の方には脂肪吸引は適しませんので、食欲を抑える薬を処方しています。