性転換・去勢術
性転換手術
//性転換手術(MtF)の概要//
造膣方法には様々なやり方がありますが、ここでは現在の主流である陰茎(いんけい)~陰嚢(いんのう)皮弁法について、その概略を記します。
//主な手術手技//
- 陰茎の切離(但し、一部の陰茎海綿体と、尿道海綿体を短く残す)
- 睾丸(こうがん)の除去
- 膣にするための空洞作成
- 膣用の空洞に陰茎~陰嚢皮膚を反転して押し込む
- 陰核、尿道孔の作成
- 陰裂、小陰唇の作成
//実際の手順//(これは一例であり、細かな手順は医師により異なります)
- 陰嚢(いんのう)と肛門の間に、経皮的に、指あるいは器具(胎盤カンシ等)で空洞を作る。これが膣の予定地となる。
- 陰茎根本の裏側を横切開し、その横切開の左右の端から肛門方向に向かって縦切開し、陰嚢皮膚を肛門方向へ剥がし起こす。次に陰茎の裏スジを、先の横切開を起点として、亀頭のカリ首付近まで縦切開する。さらにカリ首直下の皮膚を全周性に切開し、陰茎を丸裸にするように臍方向へ陰茎皮膚を剥がし起こす。
- 睾丸を摘出する。
- 丸裸になった陰茎を、陰茎海綿体と尿道海綿体に分離する。
- 陰核に用いるため、陰茎海綿体の一部は亀頭を部分的に付けた状態で残す。また尿道に用いるため、尿道海綿は短く残す。陰茎の本幹を成すその余の陰茎海綿体は根本で完全切離する。これで陰茎がなくなったことになる。
- 陰茎皮膚を肛門方向へ引き伸ばし、陰裂の起始にすべく、一部を恥骨に縫着する。
- 肛門方向に引き伸ばされた陰茎皮膚と、剥がし起こされた陰嚢皮膚を、太いスティックを包み込むように縫い合わせていき、それが完了したら膣予定の空洞内に押し込む。これで空洞が陰茎と陰嚢の皮膚で裏打ちされたことになり造膣完了。造られた膣にはスティックを挿入しておく。
- 肛門方向に引き伸ばされた陰茎皮膚に、2箇所穴を開け、ここに亀頭付きの陰茎海綿体と、尿道海綿体を出す。これで陰核と尿道孔の完成。尿道孔にはカテーテルを通しておく。
- 陰茎皮膚より、小陰唇を作成する。
